オープンソース・ソフト Drupal を使った Web サイトの構築・サポート・研修

Drupalとは

最終更新:2019 年 01 月 21 日

Drupal とは、Web サイトを管理するためのソフト、CMS(コンテンツ マネージメント システム)の一種です。Drupal を利用すると、技術的な知識がなくても多機能なサイトを運営できます。

Drupal の主な特徴は、以下のとおりです。

フリー

ライセンス料金はゼロ。いくつのサイトで使っても、何人が使っても無料です。もちろん、アップデートやアップグレードにもソフトウェアの料金はかかりません。開発も配布も基本的に無料で行われています。

オープンソース

「フリー」は「無料」であるだけでなく「自由」も意味します。Drupal のソースコードは改変も自由。自分で機能を追加するのも自由です。このため、特定のメーカーや制作業者による囲い込み(ベンダー ロックイン)もありません。

ビジネス用

Drupal は企業に照準を合わせた最先端のパブリッシング プラットフォームとして「プロ向け」に設計されています。ライセンス料だけで数百万、数千万円かかる CMS と対等に比較されることもあるのは、そのためです。「世界でいちばん普及しているエンタープライズ CMS(the world's most widely used enterprise web CMS)」ともいわれます。

CMS Usage Statistics
Drupal のシェアを示すグラフ。BuiltWith 社

普及率

世界でトップ 10,000 サイトの 7 パーセントが Drupal で稼働中。サイトのランキングが上位になるほど Drupal の使用率が上がる傾向があります。

The United Nations
国連

世界の主要サイトで採用

国連フランス政府など各国の政府、官公庁や General Electric など大企業のサイトで多く利用されています(詳細は「海外の導入事例」を参照)。米国では行政機関 Web サイトの 24 パーセント が Drupal を採用しています(出典:W3Techs)。

多言語対応

Drupal は元々、ベルギーで誕生したこともあって、言語の機能がとても充実しています。現在、100 以上の言語に対応。言語切り替えボタンをクリックして、メニューやコンテンツの言語を切り替えることができます。また、翻訳されたコンテンツがない場合はデフォルトに設定した言語の記事を表示するなどの対応も柔軟に行えます。

National flags

パフォーマンスの高さと安定性

Drupal はオープンソース CMS のなかでもパフォーマンスが高い方ですが、特に Drupal 8 では、商用製品も含めて他の CMS にはない BigPipe(ビッグパイプ)など最先端の技術が採り入れられたため、体感速度もさらに向上しています。

Yottaa 社ブログ
CMS のベンチマークを比較したページ。米 Yottaa 社

セキュリティー

米 Sucuri 社のレポートによると 2017 年に「感染」した Web サイトの 80% 以上が WordPress であるのに対し、Drupal は 2% に満たないそうです。

Drupal にはセキュリティー専門の国際的なチームがあり、潜在的な脆弱(ぜいじゃく)性や問題が報告された場合はすぐに対応できる仕組みができています。国連、NASA など国際的な組織のサイトが Drupal で動いているという事実を見れば、Drupal の安全性、信頼性がわかるでしょう。

Sucuri 社レポートページ
Sucuri 社のレポート

ヘッドレス、デカップル型 Drupal

Drupal では、2015 年くらいから、コンテンツを入力、管理する「バックエンド」と、コンテンツを表示する「フロントエンド」を分離した利用が増えています。この場合、バックエンドから API 経由でモバイル機器やサイネージなどにもコンテンツを送れるので Web サイトを超えて用途が大きく広がります。「ヘッドレス」、「デカップル」と呼ばれる、こうした利用方法によって、さまざまなチャネルでのユーザー体験を提供、制御することができます。

マルチサイト対応

1 つの Drupal で複数の Web サイトを構築、運営することもできます。これを利用すると、保守管理、セキュリティー対策などの効率が大きく上がります。

コミュニティー

drupal.org の登録ユーザーは優に 100 万人を超えています。日本のユーザーも着実に増え続けているので、何かあったらコミュニティーにアドバイスを求めることができます。