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マイク サリバンが Acquia の CEO に就任

今日、マイク サリバンが CEO として Acquia に加わると発表できるのを喜ばしく思う。

新 CEO 探し

今年の春、トム エリクソンが、Acquia CEO を退任することを発表した。Acquia を立ち上げ、経営するため、トムと僕は 8 年以上にわたって二人三脚でやってきた。トムをパートナーにできたことは幸運だった。彼は僕が知っている人のなかで最も才能に恵まれたリーダーの 1 人だからだ。トムが Acquia CEO の座を降りると発表した時点で、新しい CEO を見つけることは Acquia に対する僕の最優先課題となった。6 か月にわたって、僕はかなりの時間をその人選に費やした。その際、Acquia 取締役会からのメンバーで構成された人選委員会が僕をサポートしてくれた。そのメンバーとは、リッチ ダモーア(Rich D'Amore)、トム ボーガン(Tom Bogan)、マイケル スコック(Michael Skok)だ。僕たちは一緒に 140 名を超える候補者を選考し、そのなかから選んだ 10 名とじっくり、面接した。適任者を見つけるのは大変な仕事だし、時間もかかる。それでも、選考期間中に僕たちの要求水準がぶれることはなかった。これほど多くのすばらしい候補者たちに会い、僕たちのビジネスに対する彼らの考え方を聞くのはうれしいことだった。もっとも、人選がやっと終わったこともそれと同じくらいうれしい。

Acquia に適任

ビジネス パートナーを見つけるのはデートみたいなもので、互いのことを知り合い、信頼を築き、相性がいいかどうかを見ることになる。最適な候補を見つけ出してスカウトするとなると大変だ。というのも、デートとは違って、そのパートナー関係が自分のチーム、顧客、他のパートナー、ひいてはコミュニティーにまでどういう影響を与えるか考えなくてはならないからだ。マイクならどうやって Acquia の規模を広げ、顧客やパートナーを成功へと導いてくれるだろうか。いちど会ってしまえば、それを理解できるまでに大した時間はかからなかった。彼と働くのが楽しいであろうことも実感した。相性はピッタリだと感じた。

SaaS、企業のコンテンツ管理、コンテンツ統制の分野で上級幹部を 25 年間、勤めてきたマイクには、僕たちのビジネスを率いる用意がすっかり整っている。マイクは Micro Focus 社から移籍してくるわけだが、彼は同社 と Hewlett Packard Enterprise ソフトウェア事業部門との合併にかかわった。合併でできたその会社は専門ソフトの企業としては世界第 7 位の規模で、ロンドン証券取引所に上場しているなかではイギリス最大のテクノロジー企業だ。Micro Focus と Hewlett Packard Enterprise において、マイクは上級副社長および SaaS 本部長を務め、30 を超える SaaS プロダクトの管理を担当した。

今年の夏にも話したことだが、Acquia はフォーカス(注力範囲)Web サイト管理からデータ駆動型カスタマー ジャーニーへと広げた。ジャーニー オーケストレーション、コマース統合、デジタル資産管理ツールを加えて Acquia Platform の能力を拡張した。マイクには、さまざまなポートフォリオの SaaS プロダクトを運営してきた経験が豊富にある。その事実を僕は高く評価している。マイクの専門的な経験に導かれて、僕たちは単独プロダクトから多重プロダクトの企業へと変容していけるだろう。

パートナーシップを創る

僕は何年もの間、将来に向けた展望を定め、その展望を達成する戦略を考案し、その達成方法を Acquia の仲間たちが突き止める手助けをすることを決意して毎朝、起床した。

Acquia の CEO 兼パートナーを見つけるうえで最も大事なことのひとつは、未来への展望を共有できること、そして、クラウド、オープンソース、データ駆動型体験、カスタマー サクセスなどの重要性を理解していることだった。僕にとってはとても重要なことだ。こうした同じことに対する情熱がないパートナーと働くことなど想像できない。マイクがこの展望を共有し、Acquia の将来についてワクワクしていることは明らかだ。

それに加えて、マイクの「実務執行力と企業経験」は「展望とプロダクト戦略」に注力する僕と自然な補完関係になるだろう。彼の専門的な知識があれば、「世界最高のデジタル体験のための普遍的な定番プラットフォームを構築する」という Acquia のミッションを加速させることができるだろう。

僕自身の役割を正式に定める

マイクが CEO として Acquia に入るのに加え、僕は会長へと昇格する。Acquia CTO としての地位も継続する。僕の役割は常に、従来の「CTO」に求められるものを超えていた。担当範囲は、プロダクト、エンジニアリング、資金集め、IR(投資家向け活動)、営業、マーケティング、リソース割り当てなどにまたがっていた。会長としての務めは、僕が過去 10 年の間に担当したさまざまな責務範囲を正式に総括することになる。また、僕はマイクと共に働けることにもワクワクしている。彼から学び、リーダーとして成長できる、いい機会だからだ。

Acquia の今後の 10 年

Web には、いちばんいいやり方で、人生を変え、大衆を教育し、新しい経済圏を創り、ビジネス モデルを破壊し、世界をより小さくするパワーがある。「デジタル」は、すべての業界、すべての企業、地球上のすべての生命を変え続けるだろう。Acquia と Drupal にとって、これからの 10 年には途方もなく有望な前途がある。「デジタル」のパワーはビジネスと社会全体にとってそれだけのものを持っているからだ。僕たちは独特な立ち位置にいる。オープンソース、クラウド、データ駆動型体験の利点を提供することで、より複雑化するデジタルの世界で組織(企業)が成功する手助けをするのだ。

僕はマイクを Acquia の CEO として迎え入れることにワクワクしている。彼は Acquia にとって最適な人物であり、僕たちの CEO にふさわしい経験があり、Acquia の展望を実現する、すばらしいビジネス パートナーになるだろうと僕は信じている。マイク、僕たちのチームへようこそ!