オープンソース・ソフト Drupal を使った Web サイトの構築・サポート・研修

ローコードとノーコードのツールは Web を推進し続ける

要約:ツールは十年規模の長い上昇を続けている。ツールを使うことでマーケターはセルフサービスでコンテンツを作れるし、開発者は技術革新にフォーカスできるようになる。

Low code no code

これは元々、Devops.com 上で公開された記事です。

僕は 12 年前、「Drupal and Eliminating Middlemen(Drupal と中間業者の排除)」という記事を書いた。何年にもわたって、それは僕のブログサイト上でもっともよく読まれた記事のひとつだった。その後、追記として「The Assembled Web(組み立てられた Web)」という記事を書いたが、そちらは今日に至るまでもっともよく読まれている記事のひとつだ。

どちらの記事もいっていることは同じ。すなわち、「Web というものは、プログラムコードを書いた経験のない非技術的なユーザーが自分のサイトを組み立てられるような形態に向かっている」と僕は考えているということだ。

この考え方は別に新しいものではない。Web におけるノーコードとローコードのツールは 25 年の長きにわたる上昇を続けてきた。1990 年代初めに見られた初期の Web コンテンツ管理システムに始まって以来、ノーコードとローコードのソリューションが Web に与えるインパクトは増大した。たとえば次のようなものだ。

これは長期的なトレンドだが、僕はまだ始まりに過ぎないと思っている。

ローコードおよびノーコード運動を推進するトレンド

The Forrester Wave™: Low-Code Development Platforms For AD&D Professionals, Q1 2019(Forrester Wave™ アプリケーション開発&デリバリー プロフェッショナル用ローコード開発プラットフォーム部門版)によると「世界中の開発者を対象としたアンケートの結果、2018 年には 23% がローコード プラットフォームを使用し、さらなる 22% は 1 年以内にローコード プラットフォームを使用する予定であると回答した」という。

この流れが市場に起きている主な要因として優秀な開発者の不足がある。米国だけでも 2020 年にはコンピューター プログラミング職の求人 100 万人のポストが空いたままになると見込まれている。

そのうえ、企業に雇われている開発者は抱えきれないほどの仕事があり、どうやってうまく優先順位をつけてすべてをこなしたものかと苦闘していることが多い。こうした負担の一部はローコードとノーコードのツールを使って取り除くことができるだろう。

また、スマートフォンからスマート ホームに至るまでテクノロジーが僕たちの生活の隅々にまで浸透したことで、より多くの人々がクリエーターになりたいという願望を抱くようになった。Product Hunt の創始者ライアン フーバーRyan Hooverブログ記事で「インターネット上でモノを作ることがよりアクセシブルになるにつれて、より多くの人々が製作者(maker)になるだろう」と言っている。

これは個々人だけに当てはまることではない。考えてみよう。典型的な大企業は何百という Web サイトを構築・保守しなくてはならない。何ヶ月という単位ではなく、何日、何週間という期間でそのサイトを作り、立ち上げ、カスタマイズする必要があるのだ。(だから)今日も将来も、マーケターたちは迅速に Web サイトを開発するのにノーコードおよびローコードのツールを役立てることができる。

抽象化は革新を駆動する

上述の「中間業者」ブログ記事にも書いたように、開発者が消えてしまうことはないだろう。Web マスターが当初、担っていた役割(誰か、手で打った HTML ファイルを FTP する?)が Web コンテンツ管理システムの出現によって進化したのと同じように、ローコードとノーコードのツールの増加と共に Web 開発者の役割も変化しているのだ。

ノーコードのアプローチをうまく作ると、抽象化することで Web 開発から複雑性が取り去られる。このため、以前なら開発者でなければできなかったことが、それほど技術的でない人でもこなせるようになる。そして、こうした抽象化が起きてくると、開発者たちは技術革新における次のエリアへと進むことが多い。

誰もがビルダーになると、Web 上でもいいことがより多く起こってくるだろう。僕は 12 年以上前に、このトレンドにワクワクしていたが、それは今でも変わらない。これからの 10 年間にノーコードおよびローコードのソリューションが Web にもたらす進歩が楽しみだ。