オープンソース・ソフト Drupal を使った Web サイトの構築・サポート・研修

商業スポンサーシップとオープンソース持続性

最近、GitHub は GitHub Sponsors という構想を発表した。これはオープンソース ソフトのユーザーがコントリビューター(貢献者、ソフトウェア作者)の仕事に対して GitHub 内で直接、お金を支払えるものだ。

オープンソースにとってこうした構想がいいものなのか悪いものなのか、かなりの議論があった。

オープンソースが商業化してしまったら、コミュニティーが堕落し、貢献する人々が元々持っていたモチベーションや追求する目標が損なわれるブログ記事)、あるいは企業によってコントロールされるという不健全な状況に陥ってしまうブログ記事)という懸念が一方にある。

もう一方で、商業的なスポンサーシップはオープンソースを持続させていく条件として必要なことも多いという認識がある。多くのコミュニティーは、自らの成長をサポートするため、自然な進化の一部として、開発者たちにお金を払うか企業スポンサーを受け入れる必要があると判断した。

僕個人としては、GitHub Sponsors や Open Collective のような構想はいいことだと思う。

それは、オープンソース コミュニティーの長期的な持続性を助けることになるだけでなく、オープンソースの多様性を広げることにもなるからだ。特に少数派の集団では、勤務時間外でオープンソースに貢献するための自由な時間という特権が常にあるわけではない。ほとんどのソフトウエア開発者は、自己を実現する以前に日々の生活をやりくりしなくてはならない。資金の調達がなかったらオープンソース コミュニティーは貴重な人材を失ったり閉め出してしまったりするリスクを冒すことになる。